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セファロ分析について

2021年1月7日

新年明けましておめでとうございます。

年末年始、皆様はどのようにお過ごしでしたでしょうか?

昨年度はお陰様で多くの患者さんに来院して頂き、皆さんの笑顔を見ることに喜びを感じております😊

今年度もスタッフ一同全力で一人でも多くの患者様が笑顔になっていただけるようサポートさせていただけるよう努めていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます✨

さて、本日はセファロ分析についてブログを書きたいと思います🌼

矯正歯科医院で耳にするセファロとはなんでしょうか??

正式名称は、「頭部X線規格写真」といいます。

世界共通の規格写真です。イヤーロッドと呼ばれる突起を耳の穴に入れて位置合わせをすることによって、頭部を同じ位置・拡大率で撮影することができます。それにより、矯正治療前の診断時、矯正治療中や治療後の状態確認用の写真を同じ規格で撮影でき、比較することが可能となります。

セファロ(頭部X線規格写真)は、一般の歯科医院にはない、矯正歯科用の特別なレントゲンです。一定の定められた条件の元で撮影します。頭を基準にして歯の傾き、上下の顎骨の位置関係や歯列の形態や位置に関する特徴や成長を評価する事ができます。

このセファロ(頭部X線規格写真)を用いた分析は、矯正治療においては非常に重要で、当院でもセファロを導入しております。

セファロは側面セファロと正面セファロがあります。
特に、側面のセファロは、矯正治療を始める際に、必ず必要となる資料です。シフトしている(顎が曲がっている)患者様は、正面のセファロも撮影します。

(1)セファロ分析に用いる計測点について

1 セラ(S):蝶形骨トルコ鞍(脳下垂体が存在)の中心点。これは作図的に求められる点。

2 ナジオン(N):鼻骨前頭縫合の最前点

3 オルビターレ(Or):左右の眼窩骨縁最下点の中点

4 ポリオン(Po):骨外耳道の上縁の中点

5 ポゴニオン(Pog):下顎骨オトガイ隆起の最突出点

6 A点(A):上顎歯槽基底の前方限界。前鼻棘(びきょく)からプロスチオン(Pr)に至る彎曲の最深点。

7 B点(B):下顎歯槽基底の前方限界。インフラデンターからポゴニオン(Pog)までの彎曲の最深点。

8 メントン(Me):オトガイの断面像の最下縁点

(2) 頭部エックス線規格写真分析に用いる基準平面(線)

1 SN平面:セラ(S)とナジオン(N)を結んだ線(青い線)

2 FH平面:オルビターレ(Or)とポリオン(Po)を結んだ線(ピンク色の線)

3 下顎下縁平面:メントン(Me)を通り下顎下縁に接する線(みどり色の線)

(3) 代表的な頭部エックス線規格写真分析の計測項目

1 SNA角 :上顎骨の前後的位置
▫ 角度が大きいと上顎前突
2 SNB角 :下顎骨の前後的位置
▫ 角度が大きいと下顎前突
▫ 角度が小さいとオトガイ劣成長
3 ANB角 :上下顎の位置関係

以上の計測点を撮影したエックス線写真の上に頭部の骨と軟組織の輪郭を一つ一つトレースします。(点を打っていきます)
基準となる計測点を結んだ線やトレースした点を元に顎骨や歯の位置、大きさ等を分析していきます。

歯科用語を使いますと、フランクフルト平面(眼窩下縁と外耳道上縁を結ぶ線)などの基準平面に対する歯や骨の角度を計測します。
これを角度分析といいます。

例えば、歯の角度の問題によりいわゆる出っ歯(上顎前突)になっているのか、
顎骨が問題で上顎前突になっているのか等がこの分析で分かってきます。

受け口(反対咬合)、過蓋咬合、叢生、空隙歯列、開咬等の場合も骨格的原因なのか歯の角度等が原因なのか同じように分析します。

また成長するにつれて身長が伸びていくように、顎や頭、顔も大きくなっていきます。ですがすべての方が同じ成長をするわけではありません。
上顎に比べて下顎が小さい方もいらっしゃれば、大きい方もいらっしゃいます。
セファロ撮影をしてその画像を分析することで撮影時での顎や頭、顔の形態が分かり、さらに今後どのように成長していくかも予測することができます。
 
セファロ画像の分析を基に治療目標を設定し、
 
どのような装置を使うのか、どのように歯は動いていくのか、またその期間はどのくらいになるのか、歯を抜いて治療した場合と抜かないで治療した場合は口元の状態も違ってくるのですがどのような違いがあるのかなど、患者様によく理解していただけるような資料を作製します。

ここで、また1つ知識を深めていきましょう!
Eラインと言う言葉もよく耳にすると思いますがこちらも関係しています。

正式名称を「エステティックライン(Esthetic Line)」と言います。

Eラインとは、横顔を見たときに「鼻の先端とあごの先端を結んだ線」を言います。

そのラインの中に唇が収まっている状態が理想の横顔とされています。

しかし、必ずしもEラインにのっていれば良いというわけでもありません。全体的なバランスを見ながら理想的なEラインに近づけることが望ましいです。

歯並びだけでなく横顔のバランス等色々な事を考慮しながら矯正治療を進めていく必要があります。矯正は奥が深いですね…

簡単なご説明にはなりましたが、セファロ分析への理解や関心が少しでも深まって頂けたら光栄でございます😊

これだけ聞くと難しくてイメージが湧きにくいかもしれませんが、当院では治療開始前に必ず分析結果のご説明をしております。
ご質問等があればお気軽にご相談下さいね。

それでは、失礼します✨

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