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シーラントについて

2020年4月2日

ここ数年、子供のむし歯が非常に減ってきています。 特に1990年代に入ってからは、ご両親様のむし歯の予防意識が高まり、全体的に子供のむし歯が減っている傾向にあります。しかし、どんなに注意して歯磨きをしていても、自己管理が出来ていない子供や、むし歯になりやすい子供は、むし歯を作ってしまう事があります。
むし歯予防の代表的なものとしては,以前のブログでも紹介した「フッ素塗布」が広く知られています。今回のブログでは、歯科医院で行われるもう一つの効果的な予防処置であるシーラントについてご説明します。

乳歯が生えたばかりでは、奥歯の裂溝(咬む面の溝)が深いために、虫歯ができやすくなります。 シーラントとは、生えたての乳歯や永久歯を、むし歯から守ってくれる予防処置です。 具体的にシーラントがどのようなものかについてご説明します。

シーラントとは何ですか?

シーラントは、むし歯予防のために歯の小窩裂孔に樹脂
をつめる歯科処置です。フィッシャーシーラントとも呼ば
れています。

処置前⬇ 処置後

シーラントのメリットとは何ですか?

フッ素を配合した樹脂を歯の溝に埋めることで、食べカスや汚れが溝に入らないようにして、むし歯になる事を防ぎます。
シーラントを行うタイミングは、奥の永久歯が始めた時が目安になります。 生えたばかりの永久歯は歯質が脆く、また背が低く磨きにくいため、むし歯になりやすいです。

シーラントのデメリットはありますか?

外れる可能性があります。歯の溝を埋めるシーラントですが、永久的に溝を埋めるものではありません。従って、永久歯に生え変わる前に外れてしまうこともあります。6ヵ月に1度の定期検診などでチェックしてもらい、必要があればシーラント剤をたしてもらいましょう。シーラントに使用している歯科治療用のプラスチックは、噛み合わせが変わらないように、非常に薄く充填しますので、無理な力がかかると破折してしまうこともあります。取れてしまっても、簡単には溶け出 したりしないので、誤ってそのまま飲み込んだとしても、特に問題ありません。時間がたつと、自然に便と一緒に排出されますので安心して下さい。 しかし、壊れてしまったシーラントをそのままにしていると、シーラントをしていない状態よりも、虫歯になりやすいというデメリットがあります。シーラントの処置を行ったら、定期健診にぜひいらしてください。

シーラント処置の流れ
① 歯をきれいに掃除します
処置をする前に歯のまわりのプラーク(汚れ)を丁寧に除去します。ポリッシングブラシで、咬む溝を徹底的に綺麗にします。

②酸処理します
シーラントが取れにくくするために、薬剤を塗っていきます。そして、薬剤を水で綺麗に洗い流します。

③シーラント剤を充填します
シーラント剤を歯の溝に流し込みます。

④シーラントを固めるために光をあてます
最後に噛み合わせが問題ないか確認をして終了です。

一本の歯の処置時間は、2~3分程度なので、小さい子供でも負担なく行える処置です。シーラント後は飲み物や食事などされても構いません。

シーラントは、いつすればいいですか?

乳歯列が完成する4歳前後、6歳臼歯がはえてきた後、 第二大臼歯が生えてくる12歳頃です。この頃にシーラントを行う事で、最も高い予防効果が期待できます。 特に、第一大臼歯(6歳臼歯)は28本の永久歯の中で最も長く使用する歯で、さらに最も大きく、食べ物を粉砕する際に活躍する大変重要な歯なので、ぜひシーラント処置をする事をお勧めします。

虫歯を予防する為には、シーラントを絶対にしなければならないですか?

シーラントはあくまでも予防処置ですから、必ず行わなければならない処置ではありません。歯の形態に応じて、必要でない場合もあります。あくまでも予防のための処置です。ですから、嫌がるお子さんに無理に行うのではなく、成長に合わせてされればいいものとなります。

シーラントの処置は痛いですか?

痛みのある処置ではありませんが、歯の周りのプラークを除去するなど、多少の処置が入りますので、お子さんに説明しながら行います。

シーラントが取れてしまって何回もやり直しても、ダメージとか大丈夫ですか?
また、歯を削りますか?

シーラントとは、そもそもその用途がなくなった時に、 取れるようになっています。 シーラントを溝に埋める際は、歯を削るわけではないのでダメージはありません。 お子さんの健康の歯を守るためにはとても有用な処置ですので、ぜひお勧めします。

シーラントはいくらかかりますか?

シーラントは保険適用の対象です。 保険適用となるのは6歳~12歳までで、初期虫歯と判 断された歯にのみ適用されます。

まとめ

シーラントをしたからといって必ずむし歯にならないわけではありません。 あくまでも予防処置になりますので、一番はしっかりと歯ブラシをして、むし歯の原因であるプラークを取り除くことです。定期検診でしっかりとチェックし、処置した歯のシーラントが取れていないか確認し、取れていたら、またつけ直す事が重要です。

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