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フッ素塗布について

2020年4月1日

FDI(国際歯科連盟)が薦めるむし歯予防法ランキング

1位 : 水道水フロリデーション(水道水フッ化物濃度適正化)

2位 : フッ化物添加食塩、学校給水のフッ素濃度適正化

3位 : フッ化物洗口

4位 : フッ化物配合歯磨剤

5位 : 歯科保健活動

6位 : 非う蝕誘発代替物(キシリトー ル、パラチノースなど)

7位 : フッ化物配合シーラント

※「フッ化物」とはむし歯予防に使用されるフッ素の ことです。 日本では今のところ1位、2位ともに実施されていま せん。そのため、4位以降の方法でむし歯を予防して います。

日本でできるむし歯予防方法で最もお勧めなのが、フッ 化物洗口(フッ素のうがい)ですが,理由はむし歯予 防効果が(1、2位を除くと)最も高いからです。

フッ素って何?

フッ素とは、歯牙の発育期に摂取したり、萌出后の歯に局所的応用することで、むし歯を予防する天然の元素 です。

フッ素はどんな力があるの?

フッ素には歯のエナメル質を強くする効果と,虫歯の原因菌が酸を出すのを抑えるという虫歯予防の作用が あります。歯を修復するフッ素は、溶け出したカルシ ウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す「再石灰化」を 促進して歯を修復し、酸に強い丈夫な結晶にして,小さい虫歯の表面にカルシウムの結晶をつくり、再石灰化作用で初期の虫歯を治す効果もあります。 また、ムシ菌の活動を抑えて酸を作りにくくし、「脱 灰」を抑制します。

フッ素塗布はいつから?

フッ素は、乳歯が生えてくる6ヶ月から3歳半頃まで、永久歯が生えてくる6歳から14歳頃までにフッ素を使用すると最も効果があります。

また、研究報告によると中学生までフッ素塗布を続けている子供は大人になっても、虫歯が60%も少なく、 大人の歯に歯ブラシを強くあてすぎて出来た根面のむし歯にも20~30%の予防効果があるそうです。フッ素の使用は一生続けたほうが良いと考えてlいます。

どうやってフッ素を摂取するの?

歯面に塗布する方法・洗口液でうがいをする方法・歯 磨き剤を使う方法の3つがあります。

1、歯面に塗布する方法
フッ素を歯面に直接塗る方法です。
これは、歯科医院や保健所などで行います。薬剤を歯ブラシや綿球で塗布したり、専用の入れ物でフッ素を歯面に作用させるものです。乳歯が生えた時から塗布は可能で、フッ素は乳歯・永久歯ともに生え始めの歯には、より効果的です。3~4か月ごとの塗布が効果的で、虫歯になりやすい歯質では2か月間隔の塗布をお勧めします。継続して塗布を行うことで効果を高めます。塗布後は約30分間、飲食やうがいは控えます。

2、洗口液でうがいをする方法
商品化されている洗口剤を購入して家庭で行う方法です。
うがい用に調整された薬剤を口に含み、約30秒間ブクブクうがいをして吐き出します。このため確実にうがいができる4歳児以降が対象となります。薬剤の濃度によって、行う回数変わってきます。(当院で販売されているのはう蝕予防フッ化物洗口剤ミラノール顆粒11% 450ppm 低濃度は、毎日就寝前にブクブクうがいするだけのタイプです) 洗口法も永久歯が生えそろう15歳頃ま で継続して行うと効果的です。塗布法と同じく、うがいの後は約30分間、飲食やうがいは控えます。

3、歯磨き剤を使う方法
日本の歯磨剤の約9割がフッ化物配合の歯磨剤です。ペースト状、泡状、液体などのタイプがあります。
3歳以下のうがいの出来ないお子さんは、飲み込みを考慮し、低濃度の液体タイプ、泡状やジェル状の歯磨剤などが勧め、また就寝前の使用で、睡眠中のフッ素濃度が保たれるため有効です。フッ素の濃度は 500ppm目安を推奨します。ただ、フッ素濃度が 400ppm以下だと効果が薄れてしまいます。 3~6歳では、グリンピースサイズの歯磨剤を歯ブラシにつけて、1日2回程度の歯みがきが効果的です。歯が生えてから5歳までは、500ppmを推薦します。 6歳以上では歯ブラシの半分程度の歯磨剤をつけます。歯みがき後のうがいは2回まで程度にとどめまて下さい。フッ素濃度は6歳~成人は、1000ppmを推薦します。 虫歯になりやすい人は、特に注意しましょう。 一生懸命歯みがきしていたのに、虫歯になってしまう人はたくさんいると思います。もともとの体質や食習慣、歯みがき習慣にも影響されますので、虫歯菌が多い人、歯質が弱い人、甘いお菓子をよく食べる人、だらだらと食べる人、磨き残しが多い人、唾液が少ない人などが、リスクが 高いと言われています。 以上の方は特に、フッ素塗布をお勧めします。 食習慣や歯の磨き方も見直しを考えられている方は、歯科医院にご相談下さい。

フッ素って毒なの?

フッ素って海産物や農作物、様々な濃度のフッ素が 含まれています。私たちは毎日の食生活の中でフッ素を自然に取り込んでいます。もちろんどんな薬でも、食物でさえも一時期に大量に摂取すると体に害を及ぼすことがあります。フッ素洗口を例にすると、フッ素は体重20kgのお子さんでは、急性中毒量(大量に摂取して吐き気がしたりする量)は40mgですが、フッ素洗口一回分7ccのフッ 素量は1.6mgしかないので、間違えて一回分のうがい液を全部飲み込んでしまっても大丈夫です。また、洗口液を吐き出した後、口のなかに残るフッ素の量は、お茶 1~2杯分に含まれるフッ素の量と同じですので、うがいに関して全く問題はありません。また、フッ素が添加されている歯みがき剤を使用する場合も、用量を守って適切に使えば全く問題ありません。

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